卒業したら、留学ビザ(在留資格)の残り期間は日本に滞在できる?
2019年03月20日
日本の大学を卒業したけれど、ビザは8月まであるから大丈夫。その間に就職先をみつけて、ビザ(在留資格)の変更をすればよい・・・。
そんなことを考えている外国人留学生がいます。
実際に、企業側からの問い合わせで、「応募者は既に大学を卒業しているけど、ビザ(在留資格)はまだ先まであるので、・・・」と言われ、「半年ですか?」ときくと「いや、留学で1年」という返事が返ってきたりします
でもこれ、ちょっと待った!
大学を「卒業」したら、留学という在留目的がなくなっているので、在留資格はなくなってしまうのです。先ほどの8月という期限は、「卒業」とともに価値を失います。
ではどうするか?
選択肢は4つ。
①卒業と同時に帰国する。
②帰国準備として短期滞在等のビザ(在留資格)に切り換える。
③就職先が決まっているのであれば、すぐに「技・人・国」等の適切なビザ(在留資格)へ、変更申請をする。
④就職活動のための「特定活動」に、ビザ(在留資格)変更申請をする。6か月しか滞在期間がありませんが、更新が1回だけ認められますので、合計1年間は滞在可能になります。「資格外活動」の許可があれば、週28時間までアルバイトが可能です。しかし、週40時間の扱いはないので、注意しましょう。